消石灰の優れた性能

- 主原料である石灰は強アルカリ性なので、室内の空気中にある酸性のホルムアルデヒド等を吸着し分解する性質があります。
- また、石灰のアルカリ性は、バクテリア、菌類、ネズミを寄せ付けません。
- コンクリートのように硬くなるのは、消石灰による、空気中の二酸化炭素(CO2)と反応して自ら固まり、元の硬い石灰石に戻る性質によるものです。
- この過程で空気中の二酸化炭素、水分を吸収・放出するため、室内の二酸化炭素の吸収機能、調湿機能を発揮します。
- 調湿性能とは、湿度が高いと湿気を取り込み、逆に湿度が下がると湿気を吐き出す、室内の湿度をある程度一定に保つ働きのことです。結露を抑え、カビや腐敗を防止、シロアリの嫌う環境を作ります。
バイオマスの優れた性能
右の電子顕微鏡で見たヘンプシブ(ヘンプの茎部分)の断面からもわかるように、ヘンプは微細な穴が無数にある、多孔質性が特徴の植物です。この性質により、空気の通りが良いため、熱や湿気、水を逃し、防湿性に寄与します。
多孔質性と高い空隙率は防音性にも貢献します。ヘンプクリート吸収係数※の値は、100 〜 200Hz の周波数で 0.3 〜 0.9 の間であると報告されています(コンクリートのような従来の素材の空隙率は低く、吸収係数の値は約0.02~0.03)。
※(吸収係数値)とは、特定の周波数帯域における音波の吸収率を表す値です。吸収係数値は、0から1までの値で表され、1に近いほど音波の吸収率が高く、建物内部で反響音やエコーを軽減する効果があります。

優れた断熱性能と省エネの実現
- 優れた断熱材として、建物内の温度を調整します。熱伝導率が低く、熱低効率が高く、コンクリートの約20倍以上の断熱性能があります。
- また熱質量も持ち合わせているため、外部の温度変化から内部を守ります。
- 構造部材を隠すことで熱を伝える(逃す)部分を減らし、夏は涼しく、冬は暖かく保つことができます。
- さらに、高い比熱容量により多くの熱を蓄え、温度を安定させる効果もあります。
- 結果として、ヒーターやエアコン、電気や灯油の使用量を減らして、エネルギーコストを抑え、省エネルギーに繋がります。

